遊んで航海記

思いつきで遊んだり、ゲームを作ったり、寝たり

Oculus Rift CV1との出会いからユニティちゃんになるまでの記録

第一話:VR機材、高いけどしょうがない

ヘッドマウントディスプレイを頭につけて「3D世界にいる」ように感じるVR、2012年Oculus RiftがE3やKickstarterに登場して以来どんどん開発が進み、今年はVR元年なんて言われるほど盛り上がってきました。この○○元年は、電子書籍とか3Dテレビとか思い出すと嫌な予感がしなくもないですが、まぁ、楽しければいいんです。

子供のころからパビリオンの3D体験などが好きで、ジョイポリスのクリプトではModel2基盤とプロジェクターを使いつつ3D世界に入る体験をして、未来を知って「これだ」と思ったものです。そして、PS2はVRかなと期待し、PS3こそVRかなと期待し、そしてPS4やっとついにVRですよ。

で、VRはOculusのDK1、DK2など体験はしていたのですが、購入するのは今回初めてです。

VR機材、高いけどしょうがない。だって別の場所、世界に行けるんですよ?

VR Ready PCを探せ

VRはハイスペックのマシンとくにGPU性能が必要なので、普段使っているiMacだと無理。ということで少し小型のWindows PCで条件があいそうなものを探してみます。

Oculus ナマモノ 届く

Oculus Storeにあるデモは無料のものもクオリティが高く、Oculus DREAM DECKやIntroduction to Virtual Reality、Hennryなど短時間で操作の必要もなく世界を感じさせるデモがいくつもあります。(ゲームはSteamで買う方が安くてお得ですが! Oculusさんガンバッテ…)

第二話:自キャラを出したい

VRのデモやゲーム、楽しいのですが、自分が透明人間なコンテンツが多く、昔自分が感じた「ゲームの世界に自分がいる」という感じをもっと味わいたくなりました。で、自作してみることに。

Leap MotionというデバイスHMDに取り付けて手の動きを認識するように。

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でも物理デバイスの反応の良さには及ばないのとトラッキング範囲が狭いので、早くOculus Touchほしいです。

HTC Viveにはモーションコントローラーが付属しているので最高です。うらやましい。(両方体験しましたが、Viveは何かを持つ感覚、Touchの方は軽くてどちらかというと素手な感じで、それぞれよくできています)

HMD自体はViveはメガネを入れやすく、OculusはViveに比べてケーブルが軽いのと、ヘッドホンがくっついているのがよいです。

自分の体がユニティちゃんになっているのは不思議な感覚です。

第三話:その世界を歩きたい

VRでの移動は酔いやすいので、等速で動かすとか、行先示してテレポーテーションするなど、いろんな方式が提案されているのですが、そうすると酔わないけど現実と違う違和感が強くて、モニターで遊ぶゲームの方が移動がリアルに感じたりしました。

まぁ現実にテレポーテーションして移動できれば最高なので、脳が現実に縛られすぎているわけでもありますが!

一方、HTC Viveでルームスケールで歩く体験は没入感があって、Sisterのデモなんか部屋にいてそこを歩いている感がとてもよかったです。

でも部屋以上の世界にも行きたい。結局、ルームスケールで動ける範囲は広くはなく、現実の壁がVR世界を邪魔することになります。狭い部屋から広大な世界に行きたいのに、なぜ現実が邪魔するのですか! うぅ。

そんなわけでその場足踏みで無限に移動できる方式を試してみようと思いました。

きゅーこんさんが公開されていたBobbing-WalkingというHMDの上下動で走りを認識する素晴らしいデモで「そういうことができるんだ」と知っていたので、その考え方をもとに、走るだけじゃなくて歩きを認識するためHMDの横移動をとりいれています。

本当は足か腰か床につけるセンサーがあるといいのですが、HMDで代用する形ですね。歩きや走りを認識しつつ、誤認識を減らすためには、角度や動きの泥臭いチューニングが必要になります(チューニングできたとは言っていない)。

あと、現実とまったく同じだと疲れるので、意図的に歩く速度は遅め、走る速度は速めにしてあります。

第四話:現実とVRの映像を同時にお楽しみください

現実映像も一緒に見せようとすると、ひと手間かかりますね。今回はアクションカムで同時に撮影した映像をあとでiMovieで合成してついでに音を入れたりしました。

ニコ動版では「投稿者コメント」を使って解説を入れてみました。

番外編:親世代にVRはどう映るのか

第五話:足も多少は空気を読んで連動するようにしたい

第六話:そして現在に至る

自分の身長などに最適化されすぎているのでキャリブレーション機能を入れようと準備をはじめたら、小人化したり巨人化したりして遊び始めてしまいました。