遊んで航海記

思いつきで遊んだり、ゲームを作ったり、寝たり

VR展示でモニターはどうする? Tokyo Indie FestにVR Walk、そして新作も映像出展

今回はTokyo Indie FestにVR Walkを出展する話…ですが、新作の映像出展やらなんやらでバタバタです!

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※こちらは新作「メドゥーサと恋人(Medusa and Man)」のスクリーンショット

Tokyo Indie FestにVRラウンジができたのは初なので、この記事は来年VRコンテンツの出展を考えている開発者の方や、なにかゲームの展示をしたい方、遊びに行こうと思ってる方などの参考になればと。

今回、他のブースをレポートする余裕はなかったので、うっ、自分のコンテンツが大好きだなコイツと思いながら、さらっとご覧ください。

(余談だけど、私は開発者が自分のコンテンツを好きで、そういうのがにじみ出てて、作っては喜んでるような様子をみると嬉しくなるタイプです)

VRゲームをイベントで出展する前に! Tokyo Indie Fest準備編

東京で開催されるインディゲームのイベント「TOKYO INDIE FEST」に2017年の5/13、5/14の二日間、VRゲームを出展することになったのですが、この記事はその前準備として映像を映すモバイルスクリーンと整理券の作成について解説しちゃいます。

モバイルスクリーン、それは持ち運べるモニター

会場で映像を表示するためにモニターを郵送するか、レンタルするか、モバイルプロジェクターを使うか検討して、いざとなればすぐ持っておける装備というのをテーマに、今回もプロジェクターを使ってみようかと考えました。ただ、前回のJapan VR Fest.ように画用紙で紙スクリーンを自作するより、市販品の方がキレイに映りそうです。

それで買ってみたのがこちら。

届いて家で実験してる様子。

待つのはヤダ。整理券で解消?

以前、よむネコさんが整理券をうまく活用していたのです。

面倒だからプログラミング

ちょっとやろうとしてこれは人間のやる作業じゃない、と感じたので…

別にProcessingじゃなくても、オフィスツールの差し込み印刷とか、表計算の関数でやっちゃうとかいろいろあると思いますが、自動化して楽するのが大事。

※ただしTokyo Indie Fest.イベント当日は整理券無くてもすみそうな混み具合だったので、使ってはないです。

整理券出力コード

突貫でメンテしづらそうな感じですが、Gistにチケット出力用のコードをあげておきました。用途にあわせ改造したりして、ご自由にお使いください。 実行にはProcessingが必要です.

gist.github.com

Tokyo Indie Fest、VR Lounge展示編

今回のTokyo Indie FestはUnity VR Expo AKIBAと会場同じUDXアキバ・スクエアです。

新作「メドゥーサと恋人」も映像出展!

そう、今回はユニちゃんになって歩いたり、魔法を使ったりするVR Walkだけでなく、新作も展示するのです! 新作は映像出展だけですが!!

この「メドゥーサと恋人」は、SIEとUnityによるPS VR向けゲーム企画のコンテストに応募したのがきっかけで作りはじめた作品です。

これ見ると、すぐゲームが遊べそうな感じがしなくもないですが、この時点でぜんぜんできてません。でも映像出展を決めてたのでその映像や展示ポスターだけでもなんとかしなくちゃと頑張ったという。

で、モバイルスクリーンはどうなの?

Twitchで生中継インタビュー(英語通訳あり)

Tokyo Indie Festは、ゲームや開発者にスポットライトをあてようとする方策が手厚くて、すごいです。

展示の途中で抜けてTwitchの生中継インタビューを受けたりもしました。緊張してて瞬き多いw おきゅらすたんのこともアピールしましたよ!  Twitch版もあるのですが、あとでAJ(ハイガイ)さんがまとめてくれたYouTubeの方が分かりやすいのでそちらをリンク。

www.youtube.com

最初にVR Walk、最後にメドゥーサと恋人のトレイラービデオも流れます。

こういったインタビューは会場にも流れていて、ときには訪れるプレイヤーさんにもからんだり、DJ的なことをやったり、いろいろ楽しくする工夫がありました。

あと、会場では物販もありなので、そういうものを選んで買っていくのもプレイヤーさんの楽しみのひとつ。自分でも遊んだり、買ったり、開発者の方と話をしてまわりたかったです!!

※前日に開発者含んだパーティーもあったのですが、展示前日にPUSHの講義を聞いてそのまま行くと、準備ができないまま寝落ちして死ぬ予感がしたので参加しなかったのです。

※今回展示で @Tnohito1さんが助っ人として手伝ってくれていたので、本当に助かりました。おかげでインタビュー中も展示を続けることができましたし、少しだけ私も他のコンテンツを体験したりもできて。いや、本当に感謝です!!!! 氏もオリジナルのVRコンテンツ開発に興味があるようなので、そちらにも期待しております。

展示物の感想など

初日はビジネスデイで開発者や投資家向けチケットの人だけ参加できる日でした。

なので、全体的に余裕がある感じです。

翌日は一般日ですが、それでもUnity VR ExpoやJapan VR Festほどの行列にはならずに、少し待てば次を体験できる感じで、わりと快適に遊べたのではと。ピークのときは整理券使ってもよかったのですが、今回は整理券を使わない運用で進めました。

あと、外国の方もたまにいて、JVRFestのときと違って英語バージョン作っておいてよかったです!

※急降下落下時の黒枠処理はその後、最新版に入り、別の展示で使われることになります。

徳島怪奇現象Ver.体験

展示していいことあるの?

あと宣伝的な効果もありますよね。VR Walkは今のところ売る気があってやってるわけじゃないですが。

他の展示物や展示を体験している人を見たり、比べたり、開発者と交流したり、他にもいろいろメリットあります。

イベントによって客層も結構違ってて、今回はVR初体験っぽい人も多かった印象です。VR初体験の方にはなんか責任のようなものを感じてしまうので、それで楽しんでくれたり笑顔が見られると、やった!という気持ちとよかったとほっとする気持ちが二重に訪れます:D もちろん、VR体験に慣れてて上手いVR経験者が喜んでくれるのも特別なことなので、嬉しいです!

それから外国の方もチラホラといて。だから(あやしい)英語資料も用意しておいてよかったです!

このためにゲーム自体も英語のフキダシナビに対応しておいて、プレイヤーにあわせて言語を切り替えてました。

一応、プレスキットもあります。※現在は最新のイベント用に書き換わってるので、当時のプレスキットとは異なります。

オマケ:おきゅたんシートに作ってるVRアプリを書いちゃおう!

ぜひプロトタイプを作って、おきゅたんシートに書いて、イベントに応募して展示してみちゃいましょう!


次は、Tokyo Indie Festを終えて油断してたら一ヶ月後に渡米して出展することになっちゃう話の予定です。